必ずやるべき検査は?
「検査」が大事と言いますが、どんな「検査」が必要か?
まず筋骨格系を多く見る柔整師、あはき師、マッサージ師、整体師、カイロプラクター、オステオパス、理学療法士などにとって最低限必要な「検査」は以下です。
徒手筋力検査法
関節可動域検査
整形学検査
触診
神経学検査
これらは必須です。
「知ってる」だけでは役に立ちません。
学校でちょっとやったくらいでも役に立ちません。
「出来る」くらいでも心許ないです。
技術として出来ても評価が出来ないと意味がありません。
「検査」っていうのは、『小さい窓』なのです。
「検査」が出来るというレベルは、その『小さな窓』を開けただけなのです。
患者の全体像を見るのに『小さな窓』を開けただけなのです。偶然核心に近いところを開けたなら一発で問題を見つけるかもしれませんが、核心から離れた大した情報もない端っこの方の窓を開けたなら何も分からないのです。
「検査」はたくさんの『小さな窓』を開け、患者の全体像を観察して、何が問題なのか評価出来て初めて意味を成します。
だから「検査」は、たくさんの「検査」を使いこなすレベルが要求されるわけです。
上記に挙げた数々の基本的な「検査」を踏襲した上で、私たちが使う治療メソッド独自の「検査」もあるはずです。
アクティベーターメソッドやトルクリリーステクニックやガンステッドなどは、テクニックを使う前に検査ありきですし、治療と検査がセットになっているテクニックもあります。
逆に言うと検査のない治療は、信用できません。
腹が痛いといった患者に、検査もせず「盲腸だろうね」と言って、腹を切るようなものです。
いくら操船技術が凄い船長でも、航海計画を立てないで、海に出るなんてことはしないでしょう。
しかし治療家には、無計画な船長のようなことが、よくあるのです。
一流の治療家への道に「検査」は、絶対です。
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