徒手筋力検査法
検査において私が1番大事にしているのが、徒手筋力検査(MMT)です。
もともとMMTは、ポリオによる運動神経障害を評価するために発展しました。
筋力を機器を使って定量化することは、これまでも盛んに行われてきました。
しかしこのような計測機器は、力、方向、時間など多くの要素をまとめて処理することが難しいのです。
だから筋力を計測する機器と徒手筋力検査は、全くの別物で、研究によってもこの2つの評価結果に統計学的な関連が無いとされています。
こうなると困りますよね?
術者のスキルが大事になってきます。
MMTなんて無駄!だって再現性が無いんだもの!
と言ってMMTを敬遠するもしくは全く使わない先生もいますが、それは自分のスキルを棚に上げているだけです。
そんな先生は、おそらく一度もMMTのトレーニングを受けてないのです。
MMTを使いこなすと頭蓋仙骨一次性呼吸メカニズムや反射ポイントや経絡などの不均衡といった、高価な計測機器でも検出出来ない問題にも簡単に対応出来ます。
MMTは書籍もありますし、学校でも学べます。
しかし、未だに多くの書籍や学校でさえ、ポリオなどの運動神経障害を評価するための古典MMTしか教えていません。
それではMMTの真髄、現代MMTを手に入れることは出来ません。
現代のMMTをマスターすると運動障害だけでなく、先程も挙げたような頭蓋仙骨一次呼吸や反射ポイント、経絡、アレルギーなどの問題を検出することが出来るようになり、不均衡を検査で知るだけではなく、患者自身が自覚出来ない微小な治療の効果も即座に判定出来るようになります。
それにより患者がまだ良くならないと訴えても、治療の方向性に確信をもてることになります。
MMTは絶対にマスターするべき検査です。
『検査塾』では、もうイヤ...と言うまでMMTを特訓します。
身体が自然に動くようになるまでのレベルに、仲間たちの協力により引き上げられます。
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